2009年6月17日水曜日

カラーユニバーサルデザイン

インターネットでサーフィンをしていたらたどり着きましたCUD。
色にまでユニバーサルデザインがあることをやっとこいまさら知りました。




Color Universal Design Organization (カラーユニバーサルデザイン機構)
略称CUDO (クドー)
社会の色彩環境を多様な色覚を持つさまざまな人々にとって使いやすいものに改善してゆくことで、「人にやさしい社会づくり」をめざすNPO 法人。
http://www.cudo.jp/index.html


上のマークは、色覚の個人差を問わずできるだけ多くの方に
見やすいようカラーユニバーサルデザインに配慮して作られていると、
NPO 法人CUDOによって認定された製品や施設に対してのみ表示できるマークです。


色覚異常のこと
気になったので



ちょっと調べてみました。



色覚異常は、正常な色の識別ができるひとに比べて色の見え方が異なっている状態のことです。
先天性と後天性のものがあるようですが遺伝による先天性のものがほとんどです。
なぜそんなことが起こるのかという話になると難しいのですが


生まれつき、色をキャッチして認識するパーツに異常がある場合を色覚異常というそうです。
色覚異常で最も多いのが赤緑色覚異常で赤と緑の区別がつきにくく、


日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人はこの赤緑色覚異常といわれています。



簡単ですがこんな風に見え方に違いがあるそうです。



正常な色覚              赤緑色覚異常





信号機の色が判断しにくかったり
肉がやけているのがわかりにくいなど
生活にちょっと不便な点があったりするそうです。

色覚異常だからといって病気というよりは
正常な色覚をもったひとより、色を見分けるのが苦手ととらえるのがいいとか。
ひとつの個性ってことですよね。
昔は色覚異常と診断されると就職先や進学先に制限があったりしたそうですが
今ではだいぶ緩和されてきているそうです。

緩和されるのは特別な区別がなくなっていいことだと思います。
でも一方で私のように色覚異常についてきちんと理解していない人が
増えているのではないかと思うとちょっと心配です。




知らないってこわいなぁって思いました。
私がいいと思ったものや美しいと思ったものでも
人によっては全く違う見え方をしているなんて考えたこともありませんでした。

ポスターやサイン、インターフェイスなど
わかりやすさだけでなく
認識のしやすさもとても重要なんですね。
デザインを考える上で
もうすでに当たり前のことかもしれないけど
確認かくにん◎



色覚異常について詳しく書いてあるサイトなので見てみてください。

日本眼科学会 先天色覚異常

視覚研究所 色覚異常を理解するために

1 件のコメント:

マニ さんのコメント...

こないだ朝日新聞に色覚異常の人のために、標準色を少し変更したとかいう記事が載ってたよ。しかも一面に載ってたから結構今、注目すべき事柄だよね。
よくデザイン系の雑誌にも書いてあるし。

色ってたくさんあるけどUDになると使える色って限られてきちゃうのかなー。公共のものとかの色とか特に・・・。難しい!