2009年7月31日金曜日

万華鏡の視覚

今更ですが森美術館で行われていた「万華鏡の視覚」展について!

















「万華鏡の視覚」といっても実際に万華鏡が展示されている
というわけではありません!


万華鏡は新しい要素を一切加えることなくただ回転させたり
する事によって様々な見え方が出来るものです。

この展示では日常だとか常識だとかいう現実はひとつではなく
様々な側面を持っていてそれをアーティストの目線で構築されています。
という意味で万華鏡の視覚というテーマにしているそうです。

現代美術には従来の視覚だけの情報ではなく聴覚や触角を刺激する
インスタレーションの作品があり、この展示もインスタレーションが
中心となっています。
見る側がどのようなテンションであっても展示の空間に入ってしまえば
必ずしも作品を体感し、例えコンセプトを知らなくてもコミュニケーション
できるのが現代美術の醍醐味だと思います!

展示の多くは、日常にあるものが日常とは違った見え方をしていて、
今まで自分が気付かなかった目線に気付かされ、はっとしました。



















ケリス・ウィン・エヴァンス「無題」
普通の蛍光灯を272本も使い、ギリシャ建築の柱のように見せたもの。















オラファー・エアリソン「投影される君の歓迎」
吊るされた2枚のガラスの板がモーターで少しずつ回転し
一定の方向から照明が当てられるだけで様々な色が部屋中に
投影される仕組みで、仕掛けはとても単純なのに
色の不思議に魅せられました。















ジョン・M・アームレーダー「グローバル・ドーム」
ミラーボールが12個並ぶだけでいつもと違った光の見え方に
無重力に吸い込まれそうになります。




ちなみにこの展覧会の作品はティッセン・ボルネミッサ現代美術財団の
コレクションから展示されています。
ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団とは2002年に
フランチェスカ・フォン・ハプスブルク(ハプスブルク家!)によって
創設されたコレクションで、現代美術作品を収集するというだけではなく、
プロジェクトやパフォーマンスなどの形式の作品制作も支援する新しい
活動を行っている財団だそうです!

2009年7月30日木曜日

電車交響曲第1番

毎日、新聞を読むというとこまではいかないのですが
捲って気になった記事だけは読んでいます。

朝日新聞にはたまに少し紙の色が白っぽくてレイアウトも目に留まる
GLOBEが入っていてついつい読んでしまいます。


今回は作曲家の藤倉大さんのインタビューが載っていました。

このインタビューで初めて藤倉さんを知ったのですが、
読んでいておもしろいと思ったので調べて曲も聞いてみました。

よく考えれば現代音楽をあまり聞いたことがなかったのですが、
「心地よい不協和音を求めて完全に計算された世界を作りたい」と
書いているようにメロディというより細かい音と音の重なり合いが
計算されていなさそうで計算されていて、心地悪いようで心地よい
なんだか新しい印象でした。


私が記事で気になったところは、ラッシュ時の東京駅の山手線と京浜急行線の
出発の際の電子音が重なった時の騒々しい不協和音がたくさんの通勤客を
包んでいて、それが不快な騒音であるということ。

山手線をよく使うわけではないのでそこまで意識した事ありませんでしたが、
藤倉さんは欧米にはないホームの騒音問題を音楽的に解決する方法を探ろうと
していて、どんなタイミングで重なっても心地よい音の組み合わせのみで
音楽を作るという解決策を考えているそうです。

電子音ではなくホームごとに楽器を変えれば視覚障害の人も聞き分けやすくなる
というわけです。

電車の出発のタイミングがあった時のみ新たに聞こえてくる音楽っていうのが
なんだかすてきだなーって思ったので載せてみました。
電車に乗る時に、いつもと違ったきれいな音楽が偶然聞こえてきたら
その日、一日がもっと楽しくなりそう◎


藤倉さんはホームのような偶発的な騒音と計算された不協和音が違っていて、
不協和音は今は耳障りに聞こえても、未来の聴衆には心地よく響くように
時代とともに進化する、と考えています。
それは今ピカソの絵がおかしいと感じないのも同じで、
それってその時代の常識が今の非常識だったりする事と、音楽でも
共通なんだなーって思いました。


2009年7月27日月曜日

なつなつポカリCM






















夏ですよー!!

今年のポカリスエットのCMが好きなので

貼り付けようと思ったら

ポカリのCMにはたくさんの歴史があるんですね!

ということで気になったのを集めてみました。

CMのって自分の記憶とリンクしていてびっくり!

2009年7月26日日曜日

こどもにたすけられた。


無料引換券が今日までだっ!!!
ということで急きょマミィと行ってきました。
ボリショイサーカス!

会場は親子連れでにぎわっていて
いい年した私たち親子は若干、違和感がありました。

ボリショイサーカスは来日してから50年も経っているそうで
とっても歴史のある日本でおなじみのサーカス団。

サーカスをみにいくのは小学生以来
ちょっと期待していったら…

あらららら
期待しすぎてしまってたみたいです。

空中ブランコやダンスにアクロバット
ワンころ、にゃんこ、くまさん、お馬さんのかわいいパフォーマンス
どれも厳しい訓練をしなければならないものばかり

でもなんか物足りないような
ドキドキがあまり起きませんでした。

そんなすさんだ私を助けてくれたのが
隣に座っていた少年!

すべての技にたいして
わーーーーぁ!!!
すごーーーーい!!
リズムに合わせて歌っておどって
素直に感動している姿を見て
忘れていた気持ちを確認しました。

あぁ、なんか大人になってしまってる。

頭の中ので描けることまでならふーんで終わってしまうのね。
それ以上にならないと大人を感動させられないんだなー

自分が物足りない気持ちになったのに
悔しくなってしまった!

なんで感動しなかったのよ。
いつでもまっさらな気持ちで
すべてのものを感じたいものですね。

そしてわたしは
びっくりさせたいのです。
どきどき。わくわく。
人のココロに電気を走らせるような

ビビビビームを発信

できるといいな。


ありがとうボリショイサーカス。
次はトラが出る時に行きたいと思います。


公式HP
http://www.bolshoicircus.com/






この前まで
はじめに名乗ってみたけどね、
誰が記事書いてるか当てたい!
っていう意見をもらったので
やっぱり名乗るのやめますね。笑

2009年7月21日火曜日

momi ZOMBIE's Monster bread

のこです。


ちょっと時間なくて今になってしまった。
今日までだったんだけど
友達がデザフェスギャラリーで展示をしていたので行ってきました。



イラストレーター目指して頑張りちゅうモミゾンビ。
中学時代の友達で個展があると案内をくれるんです。
モミは自分のイラストをこういってます。
サイコでホラーでダークでポップ!!


ダークな空気を漂わせてるんだけどポップ!
包丁から血が流れてたり、刺さってたり…
今回のテーマでもある食パンくんは
大きな口あけてムキーッてしてたり怖いんだけど
ちょっと楽しい。不思議な世界観です。








momi ZOMBIE's Monster Bread

私はだーれ?

死んでしまったのかしら?

それともこれは夢の中?

アイスクリームモンスターたちが

歌っている

冷蔵庫から食パンたちの

叫び声が聞こえてくる

私はだーれ?

手が死人のように冷たいわ

死んでしまったのかしら


モミがこんなことをいってたの。
私のイラストを好きな人はすきなんだよ
特に黒い服を着てる人からのうけががいいんだよ。って。


みんなに好かれたらいいな~
なんて考えている私にはかなり響く言葉でした。
アートとデザインは違うのはわかるが
自分自身があってそれについてきてくれる人が
どんなひとかわかってるモミはアーティストなんだなって思いました。


彼女にとって絵を描くことって
自分を維持するためにしなければならないことなんだと思うのです。
それは中学生の時から変わらないこと。
でも今回の個展は前回とは違う感覚を感じました。

それは

人にみせるという意識しているってこと。
しかもすごいパワーでじんわりと。

hito

つひとつ丁寧に描かれていくイラストからは

主張しないけど強いメッセージを感じ取れます。



ぐんぐん成長中のモミゾンビ応援してるよー!

私も負けないように頑張らないとっ。





モミのサイコなお部屋
http://ameblo.jp/momi-zombie/

デザフェスギャラリーのブログ
http://www.designfestagallery.com/news_blog/blog_en/index_en.html

モミがいます。しかしEnglish!!

2009年7月16日木曜日

みえないけれどおおきな存在

のこです。

ついにケータイを修理に出すことにしました。
スライドすると画面が消える病にかかってしまったので
チョフトバンクショップに行ってきたのです。

修理に出すときは
データをバックアップしないと全て消えてしまうそうです。
今になると当たり前だろ!って感じですが
その時はケータイが不便すぎることが1番で
そんなこと考えられませんでした。

店員さんにはSDカードを買って
バックアップを取ってから来店することをすすめられました。

所持金は400円…買えません。
もういいや!とデータ消去して修理の手続きしてきました。

そして知るのです。
データという目に見えない存在のでかさを。
そのケータイは1年半使っているので
それなりに自分の使いやすいような設定、、
たくさん撮った思い出写メたち、、、

それらを手放すことはすごい勇気がいります。
なんていったらいいのでしょう。
録画を撮り間違えたようなやりきれない感じです。

オールリセットは一瞬で終わります。
そしてそのケータイのデータが無くなると
まるで他人に変身するのです。

データって何なんだ!?

イラレの予期せぬ…も
やり場のないあの感情は
本当に困ります。
思い出すだけで恐怖。


書類を捨てるなら
シュレッダーにかけてこなごなにする。そして燃やす。
変化を感じられるから納得できる。

データはDeleteで消える
どこに消えるの!?

例えが最悪ですが
人が死んでしまう感じに似ている
気がする。

なんかへんですね
人が死ぬことは
データが無くなるのに似ている。

***

似てない!??
例えが最低なんですが
いなくなったときの空気感が近いです。

***

さっきまでそこにいたはずなのに
一瞬にして影もかたちもなく
ポンといなくなる。

ポカーーーンと
依存していた部分がなくなって大きな穴があくの。

わたしたちは
自分の予想を超えるデータたちに支配されています。
きっと生きているということもデータとなって管理されている。
便利だけど怖い

ってこの日記もデータで管理されてますのね。
どこで管理されてるの?!

データは再生する道具がないと見れないし、使えない。

だからアナログのよさの理解が増した。
残るんですよ。手にとれる形で


ちょっといい体験をしました。ポジティーブ♪
ケータイのオールリセットで
新しい自分に生まれ変われるかもしれない。

2009年7月14日火曜日

藤沢まゆ 染色展

の----こです。
最近ブログ見てるよ。って友達に言われるので
うれしいです。誰がどれ書いてるんだかわかんなーい
ってことなので今日は名乗ってみました!
のじまが書いてます。


今日は私の数少ない大学の先輩が
個展をやるとの案内が来たので行ってきました。

藤沢まゆ染色展
~筒描き、捺染などの技法を使い一点一点手で染めあげた布を展示します~
2009,7,14(火)~19(日)open12:00~19;30(月曜休)
@自由帳ギャラリー
東京都杉並区高円寺北2-18-11
tel 03-5373-0306


ブログ 藤沢まゆ
http://harapekomayumushi.blog116.fc2.com/






まゆちゃんの頭の中が展示してあります。
作品ひとつひとつに短い文章がついていて
それを読むと小さい時に読んでいた
絵本の中に入り込んでいくような
気持ちになります。

私が気に入ったのはこれ



わたしはネックレスがあまり好きではないけれど。

うまにさかなにしかににとり

いさぎにちょうちょにおはなにはっぱ

みんなおどってうたっちゃう

そんなネックレスなら

わたしはよろこんでつけるのにな。




以前ご飯をたべたときこんなことをいってました。
絵を描くことを仕事にするんじゃなくて
生活の一部にしていきたいとおもうんだよね。


文章にするとかっこよすぎるなぁ…
でも今回その言葉が少しわかったと気がするのです。
朝起きてご飯食べて、、、呼吸して生きるみたいなかんじ?
そのなかに絵を描くことがあるんだろうなって

まゆちゃんのイラストは布によく合うのです。
紙じゃなくて布なの
ていねに描かれていく線はまっすぐじゃないんだけど
その1本1本が呼吸してるんだなって思ったのよ。
じわんって染み込んでいってる感じが生き物みたいに
まゆちゃんの分身。










まゆちゃんとギャラリーの前で

時間がある方はぜひふじさわまゆワールドへ◎



頑張ってる人は応援したいし
私もがんばろっていうエネルギーをもらいました。

2009年7月13日月曜日

よりみちのすすめ


今日はとってもいいてんきでした。
私のいいてんきって言うのは
太陽が出ていて、空が青くて気持ちがいい天気のことです。
いわゆる晴れってやつです。
晴れがいい天気で
雨が悪い天気って
ちょっと嫌なのでこんなことを書いてみました。
ちなみに私は雨も好きです。


学校から駅までのちゃりんこの時間。
この時間は1年中、養鶏場の臭いがしたり
不審者がでたり、夏は暑いし、遠い!
つまりあまりいいイメージがないんですよね。

でも、先日きれいな夕焼けにつられ
一緒に帰った友達が「もうこの景色もみえなくなるのかぁs~」
なんてセンチメンタルな気持ちにさせたわけです。
今は大学4年生。いわゆる最後の夏休みが待っているのです。
だからやっとこの学生っていう貴重な時間を噛みしめてるんですね。

今日は偶然マニと一緒に帰ったのです。
空がきれいだから写真を撮るためにちゃりんこを止めてみました。

そしたらね
普段見ているはずの景色が新鮮に映るんです。
学校に遅刻しないように猛スピードだから気付かなかったー
ちょっと立ち止まってあたりを見回す。
おもしろいことが散らばってますよ!
みなさん!




観光地で写真撮影ごっこ
カモメフレンドの文字
もとは
カモメスタジオだったみたいです。
見れば見るほど愛おしくなります。




カモメフレンドの近くに
枝も葉もない木があります。
その上には…
鳥の巣!!!

カモメフレンドだけで盛り上がれるのも
どうだかって感じなんですが、
こりゃー実に楽しかった!



学生最後だから旅行に行きたい!とか
わーきゃーいってるんだけど
こんな身近なところにも
おもしろいは見出せるのですね~

もっとアンテナ張っていきたいなって思いました。


そ れ と …

今日はこんな楽しい遊びもできました。

こちら!!!



その名も
マンホールワープ  (?)
道にあるマンホールが実はつながっていて
どこでもワープできるのです。
これならドラえもんを呼ばなくても
時空移動が可能になりました!
っていう想像力豊かな遊び◎
この変態遊びがどう発展していくかは
乞うご期待◎
予想外の行動が
思った以上におもしろいんですよね。
だって自分も予想出来てないんだから。




2009年7月12日日曜日

地底伽藍

















ご近所紹介します。

定泉寺の田谷の洞窟。
一見、山間より日差しの差す雰囲気ある咽かな寺。
しかしながら拝観料大人400円を払えば、
日常とはかけ離れた異空間を30分さまよえます。

日本に数少ない地底伽藍のある田谷の洞窟は
鎌倉時代には修行、信仰の場として知られています。
また蟻の巣のように張り巡らされた洞窟は、一度入ったら中々でる事のできない規模で
かつて防空壕で使用された、横穴住居跡だったなどの説も存在しています。

供養の為と、小指ほどもないサイズの蝋燭を手に
ゆっくり歩かなければ消えてしまう、わずかな灯火とともに拝観。
洞窟の中はところどころ水が流れており、適度な湿気と冷たい空気が漂う中、
四国八十八カ所霊場、金剛界曼荼羅、水子供養の仏など
さまざまな磨崖仏、仏像彫刻を拝む事ができます。

基本的に拝観者はさほどいないので、
自分の足音と洞窟から滴る水の音だけが聞こえてきます。
何カ所も通行止めになっている大きな穴は防空壕の抜け道だとか言われていますが
決して行く勇気はありませんが色々な想像を掻き立てる事ができるでしょう。

仏像云々よりも
ちょっと変わった体験をしてみたいあなたにお薦め★
田谷の洞窟はきっとあなたを裏切らないでしょう。笑

2009年7月11日土曜日

FORTNUM & MASON の チョコ



















FORTNUM & MASONと言えば紅茶で有名な英国王室御用達shopだけど、
私がピックアップしたいのは、紅茶じゃなくってチョコレート。

上のチョコは薄い板チョコタイプのが
フレーバーごとに何種類か入っているやつなのですが、それ、お薦めです。
さすが紅茶のブランドだけあって香りを楽しむ事に長けてできたチョコです。

たとえばシナモン味は、
お菓子に使う甘めシナモンというより
スパイスとしてのシナモンをチョコに使った味がします。
ジンジャーなんかも甘すぎず美味しいです。

チョコを楽しむ為の味付けというより
香りを楽しむ為のチョコはむしろチョコレートの味を引き立てています。

先日、お土産で頂いたのですが、日本にはこれないみたい。。。
でも久々にフレーバーチョコで感動しました。

ドリンクまでいちいちセレクトしたいケーキ


西荻窪と吉祥寺の間にあるケーキ屋。






















先日、誕生日を祝いまして4つもそこでケーキを食べちゃいました。
美味しいケーキも食べ過ぎてマンネリな感じな私ですが久々のヒット!
感動でした。

お店の奥のガラス張りの向こうは、職人たちがケーキを作っていて
出来立てが店頭にならびます。
旬の果物をつかった軽いケーキは軽さを最大限生かした優しい味で
チョコやキャラメルなんかの、しっかりめケーキもそれはそれは上品な重さを味わえます。

それぞれのケーキの個性が豊かなあまり
ドリンクもそれに合わせて、お酒や紅茶、コーヒーなどチョイスしたいところです。

そして何より見栄えがいいです。
切った断面もそれはまた美しい。

フランス系洋菓子屋なのでキャラメルやピスタチオ、ベリー系なんてお薦め。
マシュマロなんかは細長くねじれたカタチになってて面白い。
機会があったら是非ご賞味あれ。

桜餅

箱の中にこんなに葉っぱだらけだったら
何事かと思うよね。

これ、桜餅なんです。


















ひとつに対して、なんと3枚も葉っぱついてます☆
そのままは、ちょっとしょっぱいよ。

2009年7月7日火曜日

ルネ・ラリック-華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ-

















国立新美術館で開催中のルネ・ラリック展に行ってきました!

ルネ・ラリックは19世紀末から20世紀半ばにかけて、
アール・ヌーヴォーではジュエリー制作者、
アール・デコではガラス工芸師として2つの頂点を極めた人物です。

1つ1つ手作りの時代から量産的な近代産業への時代の変化、
それに伴った女性のファッションの変化などに柔軟に対応し、
ミュシャのポスターなどでも有名の女優のサラ・ベルナールなど
多くの著名人に愛されました。
(今回の展示物も日本人のコレクターが多い。)


展示は約400点の作品を年代を追って体系的に展示されています。
まさに一目でわかるラリック歴史年表といった感じです。

セクションによって展示や照明のイメージも違う印象を受けました。
例えば上の画像のケシの花のブローチでは、四面ガラスケースに
スポットライトが4面から当てられていて劇的で繊細な印象が効果的でした。
テグスなどで固定していないので宙に浮いたように見えるところもステキでした。















またガラスのセクションではこのようなライティングにより、
ガラスに照明が反射することなく、透過してガラスの持つ
独特の美しさが引き立っていると思いました。

よくあるガラスの美術館のように広い空間を使って
スポットで浮き上がるようなライティングではないけれど、
作品点数が多い割にすごくキレイでメリハリのある展示だった印象です。

作品は植物や動物など、細かいところや自然の曲線などの
ひとつのものに向き合ってじっくり理解し取り入れて
いる感じが伝わってきて、圧巻でした。

ついどこからどう見てもきれーいでつけてみたくなるような
ものばかり!でもつい全体的に展示方法に目がいってしまいました。




それと気になった手法はシール・ペルデュ

蝋でつくった原型を耐火石膏で覆い、全体を加熱して蝋を溶かし、脱蝋した後の空洞に
ガラスを注入して形を作り上げる方法です。古代からブロンズや貴金属製品に活用されてきた
鋳造法をガラスに応用した、ラリックならではの高度な技法・・・らしく
取り出す際に石膏を壊してしまうために世界で1個たりとも同じものは作れないそう!
細かく入り組んだ模様も再現することが可能なのが利点みたい。
でも他の作品より少し荒い印象を持ったのですが、蝋の独特の照りみたいなのが
ガラスになった際に影響されていておもしろいテクスチャーでした。

TOKYOっていうガラス食器一式があって、大仏の頭の部分みたいな装飾がついていました。
インスピレーションが鎌倉の大仏だったりして、とか
日本人のコレクターの中に田中真紀子って名前があって本物かなーっていうのが
ちょっぴり気になりました〜◎

2009年7月6日月曜日

チベットの子どもとジェツン・ペマ女史

ダライ・ダマ14世の実妹である

ジェツン・ペマ先生の講演会
「幸せになる」~ヒューマンバリューと子どもの教育~

国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。
通訳の方がアンクルのお友達とのことで誘われていってきました。








今回ジェツン・ペマ先生を初めて知ったのですが、
チベット史上初の女性大臣も努められた経歴をもつすごい先生でした。
インドでチベットからの亡命してきた子どもたちを保護し教育されてきた方です。




はじめにドキュメンタリー映画ヒマラヤを越える子供たち上映がありました。

私はこの短編映画が本当に衝撃的でした。


今現在もチベットは中国の侵略のために
人々が人として幸せに生活できる環境が整っていません。
幸せになるための教育を受けられない子ども達は
中国警察に見つからないよう標高6000メートルの
雪山を10日間かけて歩き続け亡命します。
装備も不十分のために凍傷によって体の一部を
切断せざる終えない子どももでてくるようです。
とても危険な道のりです。


しかし、それはチベット人として幸せな人生を送ってほしい。
親から子どもへの深い愛情のため。

二度と会うことも出来ないかも知れない我が子を、
危険がたくさんある事を知り名がら
それでもヒマラヤの向こう側に希望が待っていると信じて
子どもの幸せを願い、一生のさよならを幼い子どもとする。
子どもたちも、親と2度と会えない覚悟を背負い亡命します。


是非みて知っていただきたい1枚です。



ジェツン・ペマ先生は子供たちに


「幸せな社会を創る幸せな人間になるための教育」
他者も自分も幸せになれるように、一人一人の長所を伸ばすとこを実践されてきました。



幸せってなんだろう。
ひとりひとり定義は違うものです。

でもなんでも手に入る豊かな国、日本にいて
命をかけてでも手に入れたい希望や幸せってあるだろうか。


なんて自分は幸せな生活をおくっているんだろうと思うのです。
私が出来ることってなんだろう。
何をのんきに人の役に立ちたいなんて言えたものです。

もっと勉強します。



学生の私に出来ることは…

日本人の理解が深まることを願って、ジェツン・ペマ先生は講演をしてくれたのではないかと思います。
なのでみなさんもほんのちょっとだけ
チベットで起こっていることをここで伝えられたらいいのかなって思いました。









<ジェツン・ペマ女史プロフィール>
1940年生。インド聖ヨセフ修道会スクールを経て、スイス、イギリスに学ぶ。
64年インドへ戻り、ダライ・ラマの命で姉とチベット難民の教育機関「チベット子供村」を設立。
それ以降今日チベット難民の子供たちの教育活動に従事する。
1991年~93年文部教育大臣。
1995年「チベットの母」賞を受賞。
2002年イタリア、ブレシア市より「勇気ある女性賞」を受賞。
著書『私の歩み』は世界中の10カ国語に翻訳されている。
映画『クンドゥン』ではダライ・ラマの母親役をつとめる。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 HP


私では知識と言葉が足りないので
今回主催されたチベットサポートグループKIKUのHPにぜひ行ってみてください。




2009年7月5日日曜日

☆六本木で星にキラキラ☆

あっという間に7月ですね。
もうすぐ七夕 ☆

今日はちょっとお手伝いに、国立新美術館にいってきました。
現在開催中の野村仁展に関連したイベントで
普段は入ることのできない屋上庭園で七夕の飾り付けをしよう!というもの。


イベントに参加した人には野村仁展の招待券がもらえる
ふとっぱらイベントでした~!ちなみに5日までやってるそうなので
興味がある方はぜひ◎
以前マニが書いた野村仁展のレビューはここ


飾り付けの準備の様子◎
用意した短冊にたくさんの方々が願い事を書くと思うと なんだかドキドキしちゃいます。
短冊に書いた願い事は 火と水の牽牛星と織女星が巡り会う霊力で、願いが叶うそうですよ。
ますますときめきます☆笑


小学生のころは笹を買ってきて飾り付けをした記憶がありますが
最近はあまり家庭ではやらなくなってきている気がします。
こうゆう昔からある節句は大切にしていきたいですね。





午後には森美術館にいってきました。
六本木ヒルズのスカイビューでも七夕の願い事を飾るイベントをやっていたので


こんなこと書いてみました!




小島麻子が有名になりますように…



…笑
笑いながらちょっと本気◎
まあ、有名にならなくても、ちょっとずつでいいから、
私たちの視点でハッピーを発信し続けたいなと思ってます。





☆それと 星つながりで……☆



六本木ヒルズで気になるものを発見しました!
その名も「六本木天文クラブ」





おもしろそう!
東京の空はあまり星が見えないけど
空はつながっているし、地球にいれば、
どこにいても見上げれば宇宙がひろっがているのは同じこと。
東京で観察できる星は選ばれし星!?
要チェックしないと!





そ・れ・と





ギャラリール・ベインで開催中


触れる地球


宇宙からの地球の雲の動きや、台風、地震や津波の様子が
リアルタイムで映し出される世界初のインタラクティブなデジタル地球儀が
暗い空間にドデーーンと展示されてました。





実際にさわって動く地球儀に興奮!


今の地球について人間は知らないといけないことがいっぱいあります。
エコっていう言葉だけに惑わされないで
地球で起きていることをちゃんと理解したいなと感じました。


近い未来に地球儀はリアルタイムで天候や海面の変化など更新される球体になってたりして。









宇宙や地球に刺激をもらう1日でした!



☆☆☆

2009年7月3日金曜日

かわいいをはっけん!


朝のラッシュはやっぱり好きになれません。
いつもがんばって気を紛わせるのですが、
今日はこれで乗り切りました。(?)
電車の乗務員室のもじ
これ!かわいい!!!
室なんてゴリラっぽい顔にみえたりして
員とか今にも歩き出しそうだし
……
ちなみに
この写真は東武東上線です。