捲って気になった記事だけは読んでいます。
朝日新聞にはたまに少し紙の色が白っぽくてレイアウトも目に留まる
GLOBEが入っていてついつい読んでしまいます。
今回は作曲家の藤倉大さんのインタビューが載っていました。
このインタビューで初めて藤倉さんを知ったのですが、
読んでいておもしろいと思ったので調べて曲も聞いてみました。
よく考えれば現代音楽をあまり聞いたことがなかったのですが、
「心地よい不協和音を求めて完全に計算された世界を作りたい」と
書いているようにメロディというより細かい音と音の重なり合いが
計算されていなさそうで計算されていて、心地悪いようで心地よい
なんだか新しい印象でした。
私が記事で気になったところは、ラッシュ時の東京駅の山手線と京浜急行線の
出発の際の電子音が重なった時の騒々しい不協和音がたくさんの通勤客を
包んでいて、それが不快な騒音であるということ。
山手線をよく使うわけではないのでそこまで意識した事ありませんでしたが、
藤倉さんは欧米にはないホームの騒音問題を音楽的に解決する方法を探ろうと
していて、どんなタイミングで重なっても心地よい音の組み合わせのみで
音楽を作るという解決策を考えているそうです。
電子音ではなくホームごとに楽器を変えれば視覚障害の人も聞き分けやすくなる
というわけです。
電車の出発のタイミングがあった時のみ新たに聞こえてくる音楽っていうのが
なんだかすてきだなーって思ったので載せてみました。
電車に乗る時に、いつもと違ったきれいな音楽が偶然聞こえてきたら
その日、一日がもっと楽しくなりそう◎
藤倉さんはホームのような偶発的な騒音と計算された不協和音が違っていて、
不協和音は今は耳障りに聞こえても、未来の聴衆には心地よく響くように
時代とともに進化する、と考えています。
それは今ピカソの絵がおかしいと感じないのも同じで、
それってその時代の常識が今の非常識だったりする事と、音楽でも
共通なんだなーって思いました。
4 件のコメント:
通勤ラッシュって
みんなが忙しいスイッチが入ってしまって
周りに存在する音について意識していないかも!!?
電車の走る音
急ぐ足音
発車アラーム
声を張って誘導する駅員
やらやら
きっとすごい音なんだろうな…
イメージするだけで不快だよ。
音楽を介して、
騒音問題が解決できたらっていうのがステキ!
現代音楽気になるなぁ◎
ね!時間にばっか気が取られて
音なんか全く気にしてなかった!
でもイメージしてみると不快だよね。
こういうことも音楽をやっているからこそ
気付くことなんだなーって思って
すごい感心してしまったのです!
音で急がされたりする時もあるよね!出発の音が鳴ると、駆け込み乗車したりね!
出発の音をなくしたら駆け込み乗車がなくなったんだって~!
ちなみに音痴が心地よくなる時代が来るとうれしい!
かたさん
そうなんですかっ!
確かについ駆け込みたくなります!
でも音が鳴らなくて扉が閉まるといつ閉まるか
教えてほしい!って思っちゃいそうです。
あと電車の来るアラームの音程によって
自殺者を軽減できたりするって聞いたこと
あります◎
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