2009年7月31日金曜日

万華鏡の視覚

今更ですが森美術館で行われていた「万華鏡の視覚」展について!

















「万華鏡の視覚」といっても実際に万華鏡が展示されている
というわけではありません!


万華鏡は新しい要素を一切加えることなくただ回転させたり
する事によって様々な見え方が出来るものです。

この展示では日常だとか常識だとかいう現実はひとつではなく
様々な側面を持っていてそれをアーティストの目線で構築されています。
という意味で万華鏡の視覚というテーマにしているそうです。

現代美術には従来の視覚だけの情報ではなく聴覚や触角を刺激する
インスタレーションの作品があり、この展示もインスタレーションが
中心となっています。
見る側がどのようなテンションであっても展示の空間に入ってしまえば
必ずしも作品を体感し、例えコンセプトを知らなくてもコミュニケーション
できるのが現代美術の醍醐味だと思います!

展示の多くは、日常にあるものが日常とは違った見え方をしていて、
今まで自分が気付かなかった目線に気付かされ、はっとしました。



















ケリス・ウィン・エヴァンス「無題」
普通の蛍光灯を272本も使い、ギリシャ建築の柱のように見せたもの。















オラファー・エアリソン「投影される君の歓迎」
吊るされた2枚のガラスの板がモーターで少しずつ回転し
一定の方向から照明が当てられるだけで様々な色が部屋中に
投影される仕組みで、仕掛けはとても単純なのに
色の不思議に魅せられました。















ジョン・M・アームレーダー「グローバル・ドーム」
ミラーボールが12個並ぶだけでいつもと違った光の見え方に
無重力に吸い込まれそうになります。




ちなみにこの展覧会の作品はティッセン・ボルネミッサ現代美術財団の
コレクションから展示されています。
ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団とは2002年に
フランチェスカ・フォン・ハプスブルク(ハプスブルク家!)によって
創設されたコレクションで、現代美術作品を収集するというだけではなく、
プロジェクトやパフォーマンスなどの形式の作品制作も支援する新しい
活動を行っている財団だそうです!

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

見る側がどのようなテンションであっても展示の空間に入ってしまえば必ずしも作品を体感し、例えコンセプトを知らなくてもコミュニケーションできるのが現代美術の醍醐味なんだ~!
いいこと聞いた!
見方が変わるかも!

Unknown さんのコメント...

ぎりぎりの滑り込みで
見に行ってよかったね!

ミラーボールの展示はまた体感したい!

万華鏡って言葉のイメージに
インパクトがありすぎて
どこに万華鏡が展示してあるんだ!?
ってなってたひとも結構いたよね◎笑

今回の展示も見に行きたいー

マニ さんのコメント...

かたさん

コメントありがとうございます!!
私はそう思ってます〜◎
時代によってアートのかたちも変わって
きてるんじゃないかなーって^^*

マニ さんのコメント...

のこ

観に行けてよかった!
ミラーボールただたくさん並べてるだけだったのに
平衡感覚とかおかしくなったよね!笑

結構ポスターとかが影響してるよね!
キラキラかわいらしい万華鏡って感じだったもん◎
あのYって作品だって写真がステキすぎたし!

アイウェイウェイもいこ!!